緊急開催!まぜこぜ寄席

8/29(日)

 

かねてから開催が予定されていた、まぜこぜ第1回公演『まぜこぜサラダ』が延期になりました。

 

出演者に「濃厚接触者疑い」の方が出てしまったための措置です。楽しみにされていた方、予定を空けてくださっていた方、大変申し訳ございません。

『まぜこぜサラダ』は必ず絶対に開催いたしますのでよろしければ、こぞってご来場ください。

 

詳細は下記ツイートをご参照のほど。

https://twitter.com/mazekoze5/status/1431207565359075331?s=21

 

 

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その代替公演として急遽、開催が決定した『まぜこぜ寄席』に一昨日出させていただきました。

 

本当に急遽なのですが、フライヤーやOPV、コーナーまでもが完成しているのは、ひとえに中岡さん並びに栗田さんのお力です。

 

OPV冒頭でJITTERIN'JINNの「夏祭り」が流れたんですが、実は僕直前までWhiteberryの「夏祭り」を使ったネタを考えかけてたんですよね。音被ったら面白かったのになあ、OPのカバーをネタでするみたいなのあんまり無いですからね、惜しいなあ〜すいませんね

 

そう言えばウォーリーさんはネタとシチュエーション大喜利のシチュエーションがかぶったらしいです。ネタ被りじゃないからいいんです。

 

余談ですが、全員同じシチュエーションとか同じテーマのネタ縛りの全被りライブやってみたいですね。もうやられてる方沢山いるでしょうけど。

 

一方、このまぜこぜ寄席、実は出演者10組が全員ピン芸人だったんですが、ネタに被りがありませんでした。すごい。

※生歌を歌うネタは4本ほどありましたが・・・。ネタの種類は違うので・・・。

 

色んな人の歌が聞けて良かったです。栗尾さんすごい上手かったです。上手いからこそ面白いネタでした。1度前に拝見したネタだったんですが、やはりナイスな試みですね。人生色々経験されてきたであろう大人が大ふざけしてるのは見ていて面白いです。

 

このライブ最初は、中岡、青山、水山、安藤の4人でやることを覚悟していたので大プレッシャーだったんですが、前日のオファーにも関わらず快く出演してくださった演者さんが6人もおられました。

 

落語やろうかとか本気で考えたりしたけど、やらずに済んで良かった・・・

 

家本とうふさん、栗尾さん、川嵜でし太さん、橋本インフィニティ直也さん、宇多川どどどさん、ハクション中西さん、本当にありがとうございます。

 

そしてこの急場で拵えたライブを見に来てくださったお客様、本当に本当にありがとうございます。

 

少し内容の話をしますね。

 

張り切りすぎたまぜこぜメンバーは4人とも前日に新ネタを作るというアホ軍団になってしまいました。いやあでも新ネタが見れるのは嬉しいです。

 

安藤はOPで強いネタを作ってきたと宣言し、大空振りをかましました。また改良してどこかでやります。現時点では2個目のボケのためのネタです。めっちゃ好きなんですけどね。

 

「こんな」結果だった僕が偉そうに書いてるライブの感想だと思いながら以下を読んでください。めちゃくちゃ腹立ってきますよ。

 

 

まず、中岡さんはトップバッターの漫談で少し暗い雰囲気も漂っていたかもしれない客席を緩めてくださいました。漫談ができる人って羨ましいですね。橋本インフィニティ直也さんもそうなんですが、「ニンがある」人じゃないと本当にウケにくいと思います。

 

なんというかウケてない部分があっても、その後いつでもウケてくれそうなのであまり不安にならない、みたいなのがニンがある(読みやすい表記が未だに分からない)人のストロングポイントだと思います。

 

帰りに橋本さんと2人で駅方面に向かったんですが、ネタの経験が少なくて、と頻りに謙遜されるので「ブンブンチャンプで決勝上がったんですから」と言うと「いやあ、あれで何やねんって思ってる人もいるでしょうからね」と返されました。あれで何やねんって思ってる奴は、嫉妬してるだけです。橋本さんみたいなウケ方をしてみたいけどできないだけ。

 

そして、どくさいスイッチ企画さん。さすがのウケでした。前日作とは思えないストーリー構成。いつものバラシで爆発が起きるコントではなく、徐々に物語の背景が明らかになりつつ、キャラクターに深みが出ていってて凄かったです。

 

キャラクターがすごいのはやはり川嵜でし太さん。ある設定を引っ張るネタではあるので展開が読めそうなものなんですが、キャラクター自体がめちゃくちゃ面白いので逆に読める展開が待ち遠しくなってくる感じです。(読める読めると失礼なことを口走ってますが、実の所はちょっとずつ読めない方向にズラされてました。勉強になりました。)

 

とうふさんも1人コント。以前見たことがあるネタなんですが、1つの大喜利お題を隅々まで遊び尽くすかのごとく、1テーマで種々の展開を見せられました。そして1つ1つがウケるウケる。言い方も面白いし。あんなに安定してそうなネタなのにライブによってウケが0〜100らしいってことも面白いし。

 

ハクション中西さん1人コント。導入がまず変なのが最高です。声を上げて笑ってしまう筋書きとセリフと声と表情と振る舞いと・・・を備えた兵器。「よくそんなもの思いつくな」とか「発想がすごい」みたいな褒め言葉あると思うんですけど、中西さんのコントの設定みたいなのが僕はマジで「思いつかない」ものな気がしてます。僕にとっては。そこに至るまで連想ゲームがしづらいから。ああ御託はいいからもっとネタが見たいですね。

 

最初の頃、中西さんとお会いする時は落語の場が多かったので(僕が落研にいる時に勝手に学祭に呼ばせていただいていた)、僕のことを高座名で「きのぼりさん」と呼ぶ数少ない芸人さんだったんですが、一昨日は「おっ、きのぼりさん・・・いや、もう安ちゃんって感じか!」と言ってくださいました。理解してもらえなくてもいいんですけど、なんか良くないですか?

 

その中西さんも認める凄腕大喜利プレイヤー、宇多川どどどさん。前も見ましたが、いつも袖でしか聞けていない歌ネタ。今回初めて映像で正面から見ました。たまらんすね。ギターソロがあるのも面白いですがそれより本編が何やってんねんと言いたくなる感じ。「何やってんねん」って言うのめちゃくちゃ雑なので簡単に言いたくはないんですが、言わされますね。

 

卒業式のネタや水・お湯のネタも大好きです。セオリーを無視しすぎ。次に何を言い出すのか完全に分からない気持ちにさせてくれるネタが多いです。大喜利に関してストイックで理論的なので、ネタに関してもそうなのかな?気になるところです。

 

水山さん、1番好きでした。そしてめちゃくちゃウケていました。ひと笑い目の心地良さが忘れられないです。どこかでやるやろうから内容を言えないんですが、「水山さんらしい」ネタでした。酒は出てきました。

 

十人十様(十人十色って言えばよかったですね)のネタで予想以上にかなり盛り上がったこのライブ、開催を許してくださったBAR舞台袖店長加藤さん、前日に音響を送って対応してくれたスタッフほなみさんのおかげで成り立ちました。

 

集客人数が規定値に達したので次回以降も開催できるらしいです。今のところ予定は無いですが!本編もこの調子で盛り上がって欲しい!

 

 

帰りの階段で、次ライブ出演のハノーバーさんが、すれ違いざまに「前のあれおもろかったで!」と言ってくれました。多分ハイスクールミュージカルのことなんですが、当日のネタで頭いっぱいの僕は一瞬いじられてると勘違いし「何のことですか?」とか言ってしまいました。ごめんなさい。本当はめちゃくちゃ嬉しかったです。